賞与は支払わなければならないのか?
賞与は支払わなければならないのか?
法律上、賞与は必ず支払わなければならないものではありません。
賞与とは、「定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が予め確定されていないものをいう。定期的に支給され、かつ、その支給額が確定しているものは、名称の如何にかかわらず、これを賞与とみなさない」(昭22.9.13発基17号)とされています。
そこで、この賞与の支給義務の有無については、就業規則等の定め方いかんによります。
たとえば、「毎年7月と12月に賞与を支給する」と言い切れば、当事者間の約束事となるが、「毎年7月と12月に賞与を支給することがある」とする場合には、業績が悪化し賞与を支払えなくても問題はありません。
したがって、言い切る表現ではなく、「~することがある」という表現にすることをおすすめします。