実務相談Q&A(最低賃金になるかどうかの計算方法)
最低賃金になるかどうかの計算方法について
時間給の場合は、そのまま時間給を見ればいいのですが、月給制の場合の計算方法について説明します。
(例)ある月の給与
基本給 120,000円
資格手当 20,000円
皆勤手当 10,000円
通勤手当 5,000円
時間外手当 15,000円 労働時間/日 7時間30分
合計 170,000円 年間労働日数 250日
①上の例でいうと、合計額から最低賃金の対象とならない賃金(皆勤手当、通勤手当、時間外手当)を除きます。
170,000円-(10,000円+5,000円+15,000円)=140,000円
② ①で算出した金額を時間換算します。
(140,000円×12ヶ月)÷(250日×7.5時間)=896円
最低賃金のいちばん高い東京で821円なので、全国どこに行っても最低賃金はクリアしている計算になります。
上記の例で、東京で最低賃金になる月給額は、
821円×(250日×7.5時間)÷12ヶ月=128,281円≒128,300円となります。